さらに単価を上げるためのコツ
フリーランスの単価に相場はあっても定価はありません。ITの仕事は幅が広くて奥が深いので、エンジニアとしての自分の価値をいろんな形で高めていけば単価アップも可能です。では、どうすればさらに単価を上げることができるのでしょうか。いくつかのコツについて見てみましょう。

お値段以上の仕事をする
報酬のおサイフを握るクライアントの心を動かすためには、いい仕事をするのが一番です。フリーランスの心構えとしては、クライアントの期待をいい意味で裏切っていくつもりでいること。仕事の質を高めるための努力を怠らず、できることは積極的にやっていきましょう。当初クライアントが予想していた以上の質の仕事ぶりを見せることができれば、クライアントの信頼と期待もさらに高まるというものです。
常に学ぶ姿勢を持つ
仕事が途切れないフリーランスのエンジニアは常に学び続けています。勉強は習慣が大事なので、仕事の一部と考えて時間を取り分けるようにしましょう。ITの世界は情報の流れがとても早いので、のんびりしていると単価アップどころかダウンになってしまいかねません。新しい技術をあまり使わない案件ばかりが続くようなら、セミナーや勉強会などの機会をうまく活用して最新情報をゲットしてくださいね。
営業力を磨く
取引先に出向いで自分を売り込むことが営業だと思われがちですが、フリーランスは仕事中も営業中みたいなもの。客先常駐の案件なら、客先で出会う人たちに顔を覚えてもらいましょう。立場の上下や部署の違いなどに関係なく、頼れる存在として現場に溶け込むことができれば、単価交渉もしやすくなりますよ。「難しいプログラミング言語が使える」「難関資格を持っている」「プロジェクトリーダーとして大きなチームをまとめた経験がある」など、交渉材料となりそうなことがあれば、スキルシートにもれなく書いておきましょう。
ちなみに、エージェント経由で契約しているフリーランスは、個人的に交渉せずエージェントに任せましょう。単価アップを希望するなら、エージェントに相談すればできる限り希望に近い形にまとめてくれるはずですよ。
エージェントを変えてみる
エージェントを使っている人は自分で交渉できないので、エージェントの交渉力に満足できないなら別のエージェントに相談してみるのも手です。担当者に遠慮して言いたいことを言えないようなら、そのエージェントとの相性はあまり良くないのかもしれません。エージェントを使い続けるつもりなら、適当なところで妥協せず、信頼できるところを見つけるまで探し続けましょう。ここなら安心という1社を見つけることができれば、単価交渉を委ねて仕事に集中できますよ。